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ゲド戦記 "影との戦い" と 河合隼雄先生



こないだテレビでゲド戦記の宣伝のために、もものけ姫をやっていましたが、ゲド戦記は小学生の時に近所のおばちゃんが個人でやっていた子供向けの本ばかりを集めた私設図書館のさくらんぼ文庫というところで姉と一緒に借りて読んだことがあって、大学生のころに姉が大人買いしてシリーズを買い揃えたのをきっかけに読み返したときに、すごい深い、というか、テーマのしっかりした物語だったんだなぁ~と感心しました。僕は一巻”影との戦い”の内容しかしっかりと覚えていないんですけど、要はゲドがものすごい苦労をして、自分が呼び寄せてしまった影を、実は自分の一部であるということでほんとの名前を呼んで、全き者となる、というストーリだったような。(余談ですが、小さい頃の本の読み方っていうのは、もう自分の過ごしている時間と物語の中の時間がなんかあんまりきっちりと区別がつかないぐらいに同化してしまっていて、たとえばクリスマスの本とかを冬に読んだりすると自分もスケートをしたりプティングを食べたりプレゼントをもらったり、そんな体験をしてきたような感じがしたものです。プティングって何かもしらんのに。。そんなことを思っていたら、ある日、高野文子の漫画"黄色い本―ジャック・チボーという名の友人"にその感じがむちゃくちゃかっこよく表現してあったので、おぉ!と思ってしまいました。この漫画は本当にかっこよいなぁ~)
そんな内容と同じようなことを、前に書いた”約束された場所で underground2"で河合先生が言っておられました。引用してみると、

"それで、僕は自分でも思うんですが、僕はだんだんわからんようになる修行をしてきたみたいです。もっと若いときは、もっと分かったようなことをおもてました。ほんとに。人間「冴えてる」という時期はたしかにあるんですが、それを喜んだ人は全部だめになりますよ。”

まさに、”影との戦い”ですね!

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