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1月, 2006の投稿を表示しています

出町輸入食品というお店からはいつもコーヒーのいい匂いがしていた

なにか昔まで嫌いだったものが好きになるときって突然来ますよね。味覚とかはおっさんになっても感じる事ができる進化だと思う。僕は大学生になってしばらくしてもコーヒといえばあまーい缶コーヒー、uccのカフェオレとかしか飲めなかった。コーヒーはいい匂いだと思ってたけど美味しいと感じた事がなかったし、飲む機会があっても砂糖とミルクをたくさん入れて飲んでました。ところがある日、研究室の先生の部屋へなにかの相談に行ったときに、先生(に付いている先輩)が入れてくれたコーヒーを飲むことになった。豆をミルでひいて、口の細いジョウロみたいなやかんでお湯を沸かして、ペーパーフィルターでドリップしてくれた。当たり前みたいに砂糖とミルクが出てこなかったのでそのままのんでみたら、”あれ、酸っぱくないしすごいいい匂いだぞ、これってもしかしてうまいのか!”と味覚がその瞬間進化してしまいました。たしか研究室の豆は京都出町柳にある、出町輸入食品(変な名前。。)というお店でかっていたような。そのお店は前を通るといつもコーヒーのいい匂いがプ~ンとしていて、豆の解説ビデオが流れているんです。試飲やチョコレートの試食もさせてもらえたような気がします。 ビールもマーマレードも明太子もワサビとかだって子供の頃は嫌いだったのにどんなタイミングで好きになったんだろうとか思うと不思議ですね。コーヒーの場合は一番最近だったのでその瞬間を覚えていました。 そのときにコーヒーを入れてくれた先生が昨日亡くなられたそうです。ちょっといい加減な先生だったけど、魅力ある人だったのかいろんな人が先生に集まってたなぁ。ご冥福をお祈りします。

たべっ子動物をまじまじと食べてみたよ

たべっ子動物はギンビスの名作ですね。普段は動物の形なんてかまわずムシャムシャたべるんですけど、今日ふと見た形がなんだかよくわからん。書いてあるのも英語でわからんちんなので辞書で調べてみると、リスでした! 横からみるのか~! たべっこ動物を見ると、いつもジョジョの奇妙な冒険で敵役が食べていた事を思い出すなぁ~。そいつはラクダを最後に食べるんだ。

人の悪口というものは

昨日のことなんだけど、友達のtakeちゃん(独身男性)と、大阪から共通の友達が出張できているのでさっさと仕事を切り上げて飲みにでもいこう、という話になってエレベーターにそそくさと乗り込んだ時のことでした。takeちゃんの先輩マッツさんは一見とてもぶっきらぼうでルードな感じの人なんだけれど、その人が同じエレベータに乗り込んできて、takeちゃんは逃げるようにして仕事を切り上げてきたのでちょっと決まり悪そうにビクビクしてたんだけど、マッツさんは”take、なにビクビクしてんの~”と軽く絡んできたものの、去り際に”じゃあ楽しんできて”というかなり意外性のあるさわやかな言葉をのこして颯爽と去っていったのでした。 そういうこと言うおっちゃんはほかにもたくさんいるはずなんだけど、なぜかやたらとかっこよく思えてしまって何でだろう?と思ってしまった。やっぱり意外性かな~?東京弁マジックかな? 人をほめる話より悪口というか、からかい話の方が面白いのは、なぜなんでしょうね~。僕が大学のヨット部にいるときに2つ下の後輩にとても変わった面白いH君というのがいて、高校生のときからディンギーにのっていて趣味は鉱物採集、物理が好きで、服装はフリースとか汚いTシャツにお父さん(医者)が使っている手術着のズボンをはいている、得意な物まねは皇太子で、人をからかうのが大好き、というヤツでした。彼は小説はあまり読まないんだけれど、読んだ中で一番面白かった本は”ライ麦畑でつかまえて”だ、それは中に書いてある人の悪口が最高に的を得ていて面白いからなんです、と言っていました。 僕もそれを聞いて早速読んでみたんだけれど、とっても切な面白かったです。大人たちに対する辛らつな批評と悪口は読んでいて愉快だし、アックリーというルームメイトの事とかめちゃくちゃに言うんだけど、そんなやつでもいなくなれば悲しいもんなんだ、とか書いてあったり、自分のものよりずっと安物のかばんを持ったシスターが駅の喫茶店で自分の頼んだメニューよりも安いものを食べてるのをみると、やりきれない気分になる、とか書いてあって。金持ちの都会っ子に生まれて繊細でいることは以外に大変なんだなぁと思っちゃうこと請け合いですよ。 去年の暮れあたりに日経の夕刊に、日本の小説をアジアやアメリカに紹介するビジネスのことが書いてあって、ポスト村上春樹を探せ、とか、村上文学

ブルータリズムと川崎

川崎は工業都市というイメージがありますが、あまりその工場が立ち並んでいる場所に行く機会はないのではないでしょうか。僕は川崎市のテニスコートをときどき利用するんですが、 マリエン というわけのわからないほど遠い、海の上に埋め立てたところにあるコートを利用したことがあります。そこは本当に不便なところで、バイクでながーい海の下トンネルをくぐっていくんですけど、そのトンネルをくぐる前にコンビナートっぽいところを通るんです。そのコンビーナートでは貨物列車専用の踏み切りがあったり、煙突から火が(!)でていたり、もう人間のスケールをまったくこえてしまった世界が展開してるんです。僕は夜中にそこを通ったので余計に印象がつよかったです。あれは工業世界の教会のようなもんですね。崇高さすらかんじてしまうっす! ブルータリズム  ってこういうことをいうのかなぁ~。 そしてこないだ仲良くしていただいている先輩のお母様が突然に亡くなられたということで川崎の斎場にお通夜にでかけました。そしたらその近くに一本だけ火を出している煙突があって、それがろうそくみたいでなぜかふさわしい荘厳な雰囲気を感じてしまった。

ポーギーとベス(Porgy and Bess)

ポーギーとベス(Porgy and Bess)というアメリカのフォークオペラがあることを昨日知りました。どうして知ったかというと、このあいだ買った Nina Simone の『Nina Simone』を聴いていて、"I Loves You Porgy" の歌詞を調べてやろうと思ってゴソゴソ検索していると、渋谷のBunkamuraで2004年秋に2004年秋に 「ポーギー&ベス」というオペラが上演されたときの宣伝ページが出てきて、"I Loves You Porgy" も劇中で歌われる曲なんだってことを知ったんです。 作者のジョージ・ガーシュウィン (George Gershwin)は大した人だったみたいですね~。 wikipedia にはたくさんスタンダードナンバーをかいたと書いてありました。 同じ劇中に、"Summertime" という曲が歌われますよ、と書いてあってふと、昔買った Sam Cook のCDの中に同じ名前の曲があったなぁと思って調べてみると、2つは同じ曲でガッテンしまくりでした。『ポーギーとベス』はほんとに有名なオペラだったんだなぁ~。 また、ガーシュウィンが若いときに働いていたニューヨークマンハッタンの28番通りにある楽譜会社街一角を ティン・パン・アレー と呼ぶんだよ、とwikipediaに書いていました。細野さん、松任谷さんたちはそこから引用したんだ!とこちらも激しく納得してしまいました。

Gmailは本当に手にしっくりくるよ

Gmailを使い出してはや半年が経ちますが、使うたびによくできてるなぁ~と思ってしまいます。なににそんなに感心するかというと、皆さんもご存知の通りjavaScriptが仕込まれていてキーボードショートカットが使えるからです。”そんなん普通のメーラーにもあるやん”といわれちゃいそうですが、そのキーボードショートカットが vi チックなので妙にしっくりくるんです。マウスに一回も手を触れることなく、j,k でメールを動き回って x でマークして y でアーカイブ!めちゃラクチン!こりゃ癖になりますよ!あんまり楽なので最近は Thunderbird を起動しなくなっちゃいました。。 もともと vi のキーバインドってラクチンなので麻薬性があって危ないです。会社の作業で vim とかばっかり使ってるとたまに Outlook でメールを編集中にエスケープを連打して書きかけのメールが消えちゃうというひどい目にあったりするくらい。 そのキーボードショートカットの使い方を簡単に説明すると、(イメージを見てください) 右上にある "設定" リンクを押します ショートカット:キーボードショートカットをオンにする に設定 個別インジケータ:インジケータを表示 に設定 変更を保存をクリック これだけでキーボードショートカットが使えるようになりました。 ちなみに言語を English(US)にすると、日本語版では使えない機能が使えたりします。さっすがβ版ですなぁ。たとえばいまだとInboxでDeleteボタンがついてきます。あと簡単なRSSリーダーみたいなWebClipという機能もついてきますが、これは別にいらん機能ですね。 使うショートカットは、 k, j (スレッドを移動) エンター(スレッドを表示) r (reply? 返信) c (compose? メッセージの作成) x (スレッドをマーク) y (スレッドをアーカイブ) ぐらいですかね~。詳しくは Gmailショートカットリスト を参照してください。 もう一つ感心することは、フォルダ管理の考え方を捨て去ってしまっているところです。GoogleDesktopもおなじような発想に立ってるんじゃないでしょうか。フォルダ管理すると分類するための軸・基準が自然に一つに決定されちゃうので、多次元的にコンテンツを管理する事がで

メディアは

メディアはホリエモンネタで「想定内、想定外」を使いすぎですな。 ライブドア忘年会でレーザーラモンの物まねをしてるあの人は、あの映像を見て何を思ってるんでしょうか。気になるっす。

田園都市線はどうしてあんなに暑いんだろう

今朝も長津田の人身事故で止まっていた田園都市線ですが、いつも乗っていて思うことが、全体的に車内の温度が明らかに高いんです。そしてよく止まる。いったん止まると地獄絵図が見れます。ホームからも人があふれんばかりで車内では混雑に耐えかねた人たちのうめき声が。。急病人がでてさらに電車が遅延するというデフレスパイラル! 田園都市線は電気が足りないんでしょうか?夏はもちろんクーラーの利きは有楽町線の1/10くらいですし、冬は冬で外は凍えるくらい寒いのに車内はあつくてコートを脱いでも汗が出てくるくらいです。どういうこっちゃ! wikipedia:田園都市線 によると、日本大手私鉄で一番の混雑具合であり、ラッシュ時には一編成に三千人のっている計算になるそうです。これって完全に都市計画の失敗やなぁ~。。。 昼間に移動する人たちにはきっと郊外で環境のいい沿線なんでしょうね。しかしサラリーマンにとってはきつい。。 僕は関東に来てまだ日が浅いので他の沿線がどんな感じなのか、どれくらいの頻度で止まるのか、混雑はどれほどか、ほとんど見当がつかないんですけれど、今度引っ越すときはあんまり混雑しない電車にのりたいっす。

ログインダイアログ時の壁紙のレジストリ値について

こないだ思い立ってHPの弁当箱みたいなノートPCを買いました。とっても重いんですけど、ひざの上に乗っけて暖をとりつつテレビを見たり音楽を聴きながら飽きずに使ってます。 持ち歩けるって思った以上に便利ですね~。特にLANケーブルが要らないのがこんなに快適になるとは思ってませんでした。これは意外でした。 でもいくつか不満な点があって、それは CtrlとFnキーの位置 Deleteキーの位置 キーボードの入力表示間隔が遅い ログインダイアログ時の壁紙がなぜかHP製 でした。 1はBIOSで変更できました。2はダメで、3は”HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Keyboard\KeyboardSpeed=62”にするといいと書いてあったんですけど、いまいち効果がなくってのろいままです。文字を連続でbackspaceで消そうとするとノロいままです。なんでやろ??だれか知ってる人がいたら教えてほしいです。。。 4は”HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\Desktop\Wallpaper\”を変更すると壁紙を変更できました。いや~、レジストリって謎が多いですね。そしてノートパソコンのキーボードはENDとかHOMEボタンが特殊で慣れるまで時間がかかりそう。 全然関係ないですがいまCURTIS MAYFIELDのLIVE!っていうCDを聴いているのですが、観客が拍手したり歓声あげたり口笛ふいたり、めちゃめちゃコミュニケーションしてる音が入っていて面白いです。熱いな~こいつら! もともと曽我部恵一さんがカーチスメイフィールドとかが好き、といっておられたので買ってみたんですが、いままで一度聴いたっきりで全然聴いてませんでしたけど、いま引っ張り出して聴いてみると良さがすこし分かったような気がします。。。大人な音楽なんかな~。良さが分かるまで辛抱が必要なのかもしれませんな。

BSEと人食 ~お肉すきすき!

オカルティックな話題を大量にあつめて軽妙な解説文とすばらしい写真、レイアウトで紹介してくれるサイト、 x51.org を僕は大好きなのですが、特に記事の中にでてくる人物のコメント文が最高に面白にツボにはまってしまうことがあるようなそんなサイトで、ずいぶん前に カニバリズム の 記事 があってフムフムと読みました。お正月に暇なので本でも読もうと、「荒俣宏の20世紀世界ミステリー遺産」といういかにもアレな本を買って実家で寝転んで呼んでいたんです。その本にも首狩り族の話が出てたので。そしたらそれを見ていた僕の父親が、「もっと怖い本があるぞ!」といって出してきたのが、草思社「死の病原体プリオン」でした。これがものすごく面白い! ニューギニアの人食い文化を持つ部族のあいだで謎の奇病クールー、免疫反応を起こさない感染症が発生し、それが羊のスクレイピー、クロイツフェルト=ヤコブ病、狂牛病とおなじ原因で起こることを解き明かしていくドキュメントなんですが、その人食いシーン描写のリアルなこと!読んでいて気持ち悪くなってしまいました。その部族では死んだ人は、女性と子供に食べられることが幸せなので、死ぬ前には誰に食べてもらえるかが一大関心事になるといった具合でした。 でもほんとに面白いのはそこではなくて、たんぱく質が病原になるということがいかに人々の常識を超えることであったかというところです。僕が大学にいたときも、たんぱく質はDNAの結果のようなものであると習ったような記憶がありますし、DNA無しにたんぱく質が増えていくことはありえないはずなのです。しかし現実にそれが起こっている。しかも、ネズミのプリオンをすりつぶして牛の脳にいれても発症するし、サルの脳に入れても発症するし、きっと人間の脳に入れても発症するだろうと書いてあります。しかも細菌やウイルスとちがって、薬剤で殺すこともできないし、熱にも強く、放射線を浴びても壊れない、ひとたび汚染されるとそれはどんどん広がっていき、卵や肉、肥料に使って野菜をつくるとそれも汚染から完全にフリーではいられない、とにかく地上から消すことがなかなかできない厄介な、本質的にはきっと鳥インフルエンザよりもよっぽど怖いものなんだそうです。 今のところ、鳥の BSE 、豚の BSE は出ていないそうですが、それはお肉になるまでの時間より発症までかかる時間が単

富士山を飛行機から見た

DSCN0066 Originally uploaded by muuuuwa . 京都から東京へ飛行機で帰ってきた途中に、富士山を見ました。すげーよ富士山!かっこいい! 僕の席のまわりはバレエ団の外人さんばかりだったんだけれど、僕がパチリパチリと写真をとっていたらまわりのバレエ団たちも写真を撮ってました。

さよなら!交通博物館!

さよなら!街の恋人たち というサニーディ・サービスの曲がありましたが、全然関係ないのでその話は置いといて、 今日お昼休みにネットを見ていたら、交通博物館のさよならイベントがやっていることを発見しました。春ぐらいに交通博物館が埼玉に移動してしまうようなニュースがあったので、てっきりもう閉館してしまったと思ってたんですが、まだ最後にこんなイベントをやってたんですねぇ~。「地べたで再発見!『東京』の凸凹地図」によると、なんでも中央線の前身の鉄道の始発駅だったとか。近代の遺跡ですね。 僕自身はまったく鉄道少年ではなかったのですが、昔兵庫県に住んでいたときに、親に一度だけ大阪市 交通科学博物館に連れて行ってもらったことをうっすら覚えています。ガス科学館とか科学技術館とか社会見学で行ったりしたけど楽しかったなぁ~。僕はあのサンダーボール?プラズマボールに触って人に静電気を飛ばすのが大好きでした。ケケケ 見学ツアー:「さようなら交通博物館!」 wikipedia:万世橋について

記憶と音楽と匂い

おとつい、大学時代の友人の結婚式に参加してきました。 京都くんだりまで出かけた甲斐があって懐かしい友達と会うことができたし、結婚された二人のことは学生時代から知っていたので思い入れ満点な式でした。その結婚した友人の彼がいってたことでふと思い出したのが、「旅行中はテーマアルバムを決めてそれしか聞かないんだ」ってことです。大学の授業で真冬の北海道演習林へいく機会があって、彼はアウトドアサークルにいたので旅慣れていたので北海道に連れて行ってもらったことがあるんだけど、そのときにかれは上のようなことをいってNOKKOだけをひたすら聴いてました。そうしたら、NOKKOを聴くとそのたびのことを思い出すようになるんや、って言ってた。なるほどなぁ~と思いました。今iPodとか旅に持っていっても、あんまりこういうことっておきないよなぁ。 確かに昔ラジオで聞いた曲とか、テープ(ハイポジとかメタルとかあったなぁ~)であほみたいに繰り返しきいた歌とか聴くと、その頃のことをふと思い出したりするもんなぁと思います。 あと、匂いも強烈に記憶と結びついてますよね。僕の場合、小学校に上がる前くらいの昔に近所に母親の友人がすんでいて、そのおばちゃんの家によく遊びに行ってたんだけど、そのおばちゃんがつけていた香水の匂いを電車の中でふとかいだときに、それまですっかり忘れていたそのおばちゃんのことをピカッと思い出したりしたことがあります。あと、初めてタバコをすったとき、子供の頃に禁煙した父親が捨てずにもってたパイプをふざけてくわえたときのことを鮮明に思い出したりしたことも。 記憶ってふしぎですね。脳のある部位を電気で刺激すると現実と見紛うくらいリアルな記憶が再生できるって言うし。謎多し! それと、ニーナシモーヌのCDが届きました。まだあんまり聴けてないけど、ところどころクラシックピアノっぽい部分があったりして面白いです。

ニーナ・シモーヌのCDを注文してみたけどまだ届かない

Amazonでニーナ・シモーヌの Little Girl Blue というCDを注文してみたけど、まだ届きません。そういう僕はNinaSimoneのファンかというとそうでもなくて、skaのコンピレーションCD(Rock A Shaka vol.3)とかに偶然入っていてかっこいい曲だなぁと思っていたのが、"Tomorror is my turn"というもので、それではじめにNinaSimone知ったのでした。それからまた別のソウルのコンピレーションアルバムを聞いていたらなーんか聞き覚えのある声だったので、iTunesで名前をしらべてみるとNinaSimoneさんだったというわけです。 こんなことiTunesがなかったらめんどくさくって調べてないですね。間違いなし夫! とにかくかっこいい声と歌いっぷりで、最初にきいたときはおっさんの声かと思ってしまいました。到着が今から楽しみです。

RESTアーキテクチャとか

ついこのあいだ、RESTアーキテクチャについて知る機会がありました。僕はこのRESTアーキテクチャというものがいったい何なのか、恥ずかしながらまったく知らなかったんですけれど、ググッてみるとREpresentational State Transferの略でURIというリソースを表す表現を大切にしようというアーキテクチャのようです。僕の友人のIT大好きっ子に聞いてみると「去年はやったよ」とのことで大ショックだったのですが。(RESTについては全然正確でないので、正しくは http://webservices.xml.com/pub/a/ws/2002/02/06/rest.html などを参照してください。リソース表現によって実現される疎結合こそがWWWとemailをここまで拡張性のある成功したシステムにした、疎結合でなかったのでRMIやCORBAは部分的な成功しか収められなかった、などと書いてあるようでした。) O'RELLYから出ている"軽快なJava"では、肥大化したフレームワークは失敗する、といったようなことが述べられていたと思うのですが、RESTアーキテクチャも同じような方向性なんでしょうか? とにかくいろいろ考えさせられることが多い、興味深い話題ですね。RESTアーキテクチャは。

英語でしゃべらナイトにゴーンさんが出ていた

英語でしゃべらナイトはよく見る番組ですが、といってもテレビをこの番組をみたいといってみる事はほとんどなくって、なんとなくつけてたり、ちょっと物寂しくて世の中と繋がっているために音をけしてつけっぱなしにしてたり、そんなテレビの見方なんですけど、とにかく目に付いたら見てしまう番組です。その番組にニッサンを立て直した男、カルロス・ゴーンさんが出ていました。 この人をみると、僕は高校のときに英語の先生をしていた清水先生をいつも思い出してしまいます。先生はどっちかっていうと江守徹とお笑いのたむらけんじを足して二で割ったような人なのですが、神父さんで(学校がカトリック系だった)、当然結婚していなくって、ユーモアがあり、かつとても厳しい先生でした。よくビンタされたしテストの点がわるいと大声で点数を読み上げられて、”マジス!”とかいってテストを返すんです。高校には本気で生き方みたいなものを教えようとしてくれる先生がたくさんいたと今では思いますが、そんな人の一人でした。 ゴーンさんの発言を読んだり聞いたりすると、そういう一本筋の通った人の空気がつたわってきて、僕なんかははすごいなぁ~と思ってしまいますね。すぐに感心するのはつまり自分はそうなれないというあきらめの表れであってあまりよくないとは思うんですが、とにかく感心してしまう。 今日のインタビューでは、なにか違和感を感じたら、それは成長のチャンスだと捉えなさい、そしてより成熟した、よりオープンな人間になるように心がけなさい、人との出会いを楽しみなさい、とおっしゃっていました。僕は違いをかんじると、どっちかっていうと一線引いてしまう方なので、より成熟したよりオープンな人間になるにはかなり修行が必要なようです。。。

「東京」の凹凸地図

東京地図研究社からでている、”地べたで再発見!「東京」の凹凸地図"なる本を買ってみました。ついこないだ”タモリの東京坂道美学"という本も買ったんですけれど、今回買った本はさらに面白いですよ。東京という土地の成り立ちが分かるような本です。これを読んでからあちこちいくといろいろ再発見が出来そうだなぁ。 僕は兵庫県の神戸と大阪の間くらいが出身なのですが、ここで生活していると北側に山がないと不安になるくらい、北=山、南=海という感覚が染み付いてしまって、そのあとで京都に引っ越したときに三方が山で囲まれているのでしばらく慣れませんでした。関東は見渡しても大きな山がないので地形を感じる事がほとんどないです。ところがこの本を読むと、小さな坂や池、緑道、古い道、崖なんかにそういう地形を感じる痕跡が残っていて、そこを感じ取れば東京の地形を実感する事ができることがわかりました。 要は、地形の現れ方が兵庫県の海側と東京では違っていたということなんですね。

お正月に読んだ本

皆さん、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 さて、お正月に2,3本をよみましたので、そこで思った事なぞ書こうと思います。 最初に取り上げるのが、"プロファイリング・ビジネス -米国「諜報産業」の最強戦略- という本です。 以前HOT WIREDで、一度顔の映像を認識してタグ付けしてしまうとあとはどんなソースであってもその人が映っているものすべてを自動的にタグ付けできてしまう、といった内容の記事がのっていました。プライバシーとは、今までは顔をさらしていても名前さえ明かさなければ保たれるものであったが、今は顔をさらした時点でその人の素性がすべてさらされてしまいプライバシーを保てない事になってしまった、といった内容だったと思います。 この本はその記事をずっと深く取材したような本で、僕たち市民のデータがどうやって集められ、どう扱われているか、911以降その扱いはどのように変化したか、などが書いてあります。膨大なデータを集め、加工し、プロファイリングしていくという考えはちょっと聞くと、ホントにそんな事ができるのかなと思ってしまいますが、この取材した記事をよむと実際に行われているらしいことがよくわかります。こわいですね~! 僕たちのメールや、もちろんBlogの内容、クレジットカードの履歴、住所、生年月日、好きな映画や音楽など、ありとあらゆる情報がリアルタイムでどんどん集められ意味のある情報へ加工しそれらをクエリできる技術は現実に存在するようです。しかも911以降、多くの人の意識は、安全のためならプライバシーは犠牲になっても仕方がないと考えるようになっている、と書いてありました。同時にそれら自分を識別する情報は非常に重要な意味をもつ、その人自身とおなじくらい重要な意味を持つようになっているにもかかわらず、セキュリティなどの面で適切に扱われていない、盗まれやすく、そのため改ざんされやすい、という問題が描かれていました。